厚生労働省は、地域の包括的な支援・サービス提供体制である「地域包括ケアシステム」の構築を推進しています。また、都市部と町村部で抱える課題には地域差があり、地域包括ケアシステムは地域の特性に応じて作り上げていくことが必要です。
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情報公開側(病院等)のメリット
- 診療情報提供書だけでは伝えきれない、検査・処方・画像の詳細な情報提供が可能
- 電子カルテと連携することで、医療現場へ負担をかけずに情報公開を実現
- 医療施設間の連携を可能にすることで、紹介・逆紹介率向上を支援
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情報閲覧側(診療所等)のメリット
- 紹介患者の診療情報を的確に把握することで、質の高い診療を推進
- 専門医へのコンサルテーション時に「情報共有ツール」としての活用が可能
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患者様のメリット
- 地域の医療機関が一人の患者様の診療情報を共有。転院や在宅療養時の安心感を向上
- 重複処方・検査削減による患者負担と医療費の低減
機能について
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診療情報共有機能
- 複数病院の診療情報を一覧表示
- 処方・注射・検査・画像オーダの詳細内容は、アイコンからクリックにて表示
- 日、月、年単位で参照でき、長期間に渡る診療履歴を把握
- 入院期間や地域連携パスの適用期間を視覚的にわかりやすく表示
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文書一覧機能
院内文書(入院・退院サマリ、紹介状)をPDF形式にて参照
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DICOM画像表示機能
医用画像を表示するDICOMビューアを搭載
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ファイル共有機能
地域連携パスなど連携施設で共有したいファイルの登録・修正・参照が可能(履歴管理も可)
共有するファイルに対応したアプリケーションが必要です。(Microsoft Excel、Wordなど)
システムイメージ
- 共有する診療情報は、各医療機関内で管理
- サービスセンターでは、患者・医師等のIDとアクセス権、診療情報の所在のみを管理
- 診療情報閲覧施設はWebブラウザから自院の患者IDで情報閲覧可能
情報公開用ゲートウェイサーバ
『ID-Link』は、株式会社エスイーシーが提供するサービスで、各医療施設内の専用サーバに格納された診療情報を同社のサービスセンターを経由して閲覧する仕組みです。
VPN装置と診療情報公開用サーバがセットとなったアプライアンスサーバです。
- サービスセンターとのVPN接続機能
- 施設側オーダリング・電子カルテシステムとの接続機能
- 医用画像管理システムとの接続機能
- 高速レスポンスを実現するキャッシュ機能
ID-Linkは、株式会社エスイーシーが提供しており、各医療施設内の専用サーバに格納された診療情報を、同社のサービスセンターを経由して閲覧する仕組みです。
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