お客様事例総合犬山中央病院様

  • 電子カルテから得られたのは医療安全面のメリット

    社会医療法人 志聖会
    総合犬山中央病院
    事務局長 加藤様
    情報・システム管理課 船山様
    愛知県犬山市にある社会医療法人総合犬山中央病院は、犬山市を中心としたこの地域に、安心して受診できる総合的な病院が欲しいという住民の皆さまの願いに応え、1982年に開設されました。現在では総病棟数が288床(一般病棟 208床、回復期リハビリテーション病棟48床、地域包括ケア病棟60床)と地域密着型の基幹病院として、民間病院でありながら市民病院のような役割を果たしています。

    はじめに、総合犬山中央病院にてさまざまな医療DXを推進し、医療ITの黎明期から活躍され深い造詣を持つ、加藤事務局長よりお話を伺いました。
      ※インタビューの様子は、動画からもご覧いただけます。

    強い信念を持って導入する

    ― 数々の医療IT機器導入の経験からわかる、電子カルテ導入についてのお話を教えてください。

    電子カルテを初めて導入するときは、先生やスタッフのみなさまから電子カルテ化による、診療の遅延など、さまざまな不安要素が露出し、導入を拒む声もあります。それでも、そんな先生やスタッフのみなさまには電子化により「必ず良くなる」という信念をもって伝え、導入、指導を行うと、みんな必ず自分たちにとってよいツールであるということをわかってもらえます。

    加藤事務局長

    一番のメリットは、医療安全

    ― 電子カルテは毎日大変よく使うものなので、その使い勝手が非常に重要になってきますが、総合犬山中央病院でのMI・RA・Isそのものの評判はいかがですか。

    大学からの派遣や、他の病院からの移り変わりなどで、初めて電子カルテにふれる先生方を多く見てきたが、使いづらいとの声は一切きいていないですね。
    従来の紙カルテ運用からMI・RA・Is電子カルテ運用への切替は、様々なメリットが得られると言われています。

    ― 数多くの導入経験から、改めて電子化へのメリットを教えてください。

    一つのカルテをみんなが取り合うことは、紙カルテでよくある。医事算定時・請求時などは医事課にいったり、また救急や病棟での受け入れ時もカルテが必要。そのような時も、電子カルテは複数の人が同時に見られる。このような事は紙カルテでは絶対できません。
    また電子的にチェックが入るので、例えば、投薬時や注射を打つときは3点認証がありますし、デジタル化により医療安全が保たれます。デジタルならではのチェック機能のメリットは大きいと思います。

    また、手書きの紙カルテでは、読みづらい文字や数字があると思います。
    そのような状況下では医療安全の担保は難しく、そのあたりも電子カルテでは当然クリアになり、患者様の状況もよくわかります。