PRニュース新型コロナワクチン接種 Web予約・問診サービスの提供について

株式会社CEホールディングス(東証一部)のグループ会社で、電子カルテシステムの開発・販売を行う株式会社シーエスアイ(代表取締役社長:齋藤 直和。本社:札幌市白石区。以下、シーエスアイ。)は、新型コロナワクチン接種に係るWebサービス「ワンストップ問診サービス」を開発し、医療法人社団DENとアルフレッサ株式会社と協業で、株式会社リプロセルが運用する職域接種にて導入することとなりましたのでお知らせします。

【当サービス提供の背景】
 新型コロナワクチン接種は、全国各市町村にて高齢者に続き、大規模接種、職域接種、一般市民向けの予約受付や接種が進んできております。接種が加速し、接種対象者が増加していくに伴い、「予診票確認や問診に時間がかかり、接種が円滑に進まない」、「消せるボールペンで予診票が記入されている」、「接種日時を間違えてしまう」、「事前に予診票に記入をしたが当日忘れてしまった」、「接種後の副反応の状況把握ができない」といった事態が発生しており、インターネットの活用が期待されています。

 このため個別接種会場となっている各医療施設や職域接種では上述の課題を解決すべく独自の運営を実施されておりますが、シーエスアイでは医療施設に向けて展開しているWeb問診サービス「かかりん DX問診」(※1)のシステム基盤を活用して、上述の課題を解決する一助となる「ワンストップ問診サービス」を開発し、医療法人社団DENとアルフレッサ株式会社と協業で、株式会社リプロセルが運用する職域接種にて導入することとなりました。

かかりんDX問診

【当サービスの主な内容】
1.インターネットによる予約機能
  接種対象者は、ご自身のパソコン、スマートフォンやタブレット(以下、情報端末デバイス)にて接種予約を行うことができ、予約の円滑化、接種会場の受付負担の軽減に寄与します。
2.予診票事前入力機能
接種対象者が、インターネットによる予約を行った後、新型コロナワクチン接種に必要な予診票の事前入力をかかりんDX問診にてご自身の情報端末デバイスから行うことができます。
接種会場で予診票を印刷してもらい、その内容を確認し署名するだけで予診票が作成できますので、予診票記入の手間がなく、予診票を持参する必要もありません。(接種会場での後続フローを統一するため、あえて紙に印刷することを想定しています)
また、病気の方や体調が悪い方に対して、医師による円滑な接種判断をサポートするため、国が定めた予診票の項目とは別に、接種対象者の体調等の状態を総合的に尋ねる問診機能も用意しております。

3.接種後問診機能
ワクチン後接種の一定期間、接種対象者ご自身の体調(副反応の有無を含む)をかかりんDX問診にて情報端末デバイスから報告可能です。(このデータは、予診票入力データに関連付けられます)
これにより、接種対象者は接種後の体調不良により医療機関を受診する場合、医師に正確な情報を伝達することができ、また、接種実施機関はワクチン接種後の健康状態を把握することができます。

4.継続問診機能
ワクチン接種後、設定された期間・頻度で、自分の体調をかかりんDX問診にて情報端末デバイスから報告可能です。(このデータは、予診票入力データ・接種後問診データに関連付けられます)
これにより、専門的な対応による重症化の軽減に寄与することが期待できます。

5.接種情報の管理機能
「ワンストップ問診サービス」にて入力された接種情報はデジタルデータとして保管され管理画面にて閲覧・編集・検索等が可能なため、接種実施機関は接種情報の管理が容易になります。

6.リマインダー機能
予約前日リマインダー、接種後問診リマインダーにより、接種日時の間違い防止、接種後の副反応等の状況把握に寄与することが期待できます。

【ワンストップ問診サービス概要】
 別紙をご参照ください。

【将来の展望】
 現在、議論・検討されている3回目接種(ブースター接種)での導入や弊社製電子カルテMI・RA・Is ユーザーをはじめとする医療機関への外来診療の予約や問診への導入を進め、医師の診療支援、患者の受診判断支援等に寄与することを目指します。
 さらに、新型コロナウイルス感染症に限らず、今後も感染症によるパンデミックが起きる可能性は否定できません。新型コロナウイルスワクチン接種事業にて提供する「ワンストップ問診サービス」を拡張し、将来、感染症の拡大が発生した場合に備え、円滑なワクチン供給および接種管理に寄与するサービスの開発を行なう予定です。

プレスリリース本文はこちらから

(※1)「かかりん DX問診」に関しては、以下をご参照下さい。
2021年1月26日付 シーエスアイ PRニュース
「かかりん DX問診」(院内問診版)を本日販売開始
~ 電子カルテベンダーだからできる、簡単に連携可能な問診サービス ~
https://www.csiinc.co.jp/company/news/…

(※2)2020年11月末にリリースした「MI・RA・Is/AZ」新バージョンより、連携機能が標準実装されており、医療施設からお申し込み頂ければ迅速に連携可能となっています。
また、これ以前の「MI・RA・Isシリーズ」をお使いのユーザーも、組み込み作業を行うことにより、連携機能を利用可能です。

プレスリリース別紙